【2026年版】外壁塗装の塗料の種類一覧|シリコン・フッ素・無機を比較
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外壁塗装の見積もりを取ると、「シリコン」「ラジカル制御型」「フッ素」「無機」など、さまざまな塗料が出てきます。
さらに、水性・油性、1液・2液、遮熱・低汚染といった違いもあるため、「結局どれを選べばよいのか分からない」と迷う方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、塗料はグレード名だけで選ぶものではありません。
外壁材や既存塗膜の状態、立地、予算、次回の塗り替え時期まで考え、使用する商品と施工仕様を確認することが大切です。
この記事では、外壁塗装に使われる塗料の種類と違い、耐用年数の目安、選び方を分かりやすく解説します。

外壁塗料の種類は4つの軸で整理する
外壁塗料の違いを理解するには、すべてを同じ分類として考えないことが重要です。
主に、次の4つの軸で整理します。
| 分類 | 主な種類 | 確認すること |
|---|---|---|
| 樹脂や塗膜の種類 | アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機など | 耐候性・価格・製品ごとの性能 |
| 希釈方法 | 水性・溶剤系 | 臭い・下地との相性・施工場所 |
| 製品形態 | 1液型・2液型 | 施工性・可使時間・適用下地 |
| 付加機能 | 遮熱・低汚染・防カビ・防藻など | 建物の悩みや立地に必要か |
例えば、「水性シリコン塗料」や「2液型フッ素塗料」のように、複数の分類が組み合わさって一つの商品になります。
そのため、「水性とシリコンのどちらがよいか」という比べ方ではなく、商品名と施工仕様まで確認する必要があります。
外壁塗料の種類と耐用年数の目安
外壁塗装で比較されることが多い塗料を、一般的な傾向として整理すると次のようになります。
| 種類 | 耐用年数の目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| アクリル | 5~8年前後 | 比較的低価格ですが、住宅の外壁全面では選ばれる機会が少なくなっています |
| ウレタン | 7~10年前後 | 付帯部や木部などで使われることがあります |
| シリコン | 10~15年前後 | 価格と耐候性のバランスを取りやすい塗料です |
| フッ素 | 15~20年前後 | 耐候性を重視し、塗り替え回数を抑えたい場合に検討されます |
| 無機系 | 15~25年前後 | 高耐候な製品がありますが、配合や商品による差が大きい塗料です |
この年数は、あくまで一般的な目安です。
同じシリコン塗料でも、商品によって耐候性や適用下地は異なります。また、日当たり、海風、雨の当たり方、下地処理、塗布量、乾燥時間などによって実際の耐久性は変わります。
見積書では「シリコン塗料」などの種類だけでなく、メーカー名と商品名まで確認しましょう。
アクリル塗料の特徴
アクリル塗料は、比較的価格を抑えやすい塗料です。
以前は住宅の外壁にも広く使われていましたが、現在は耐候性や塗り替え周期を考え、シリコンやラジカル制御型などが選ばれるケースが多くなっています。
短期間の使用を想定した建物や、頻繁に色を変えたい場合には選択肢となりますが、初期費用だけで判断すると塗り替え回数が増える可能性があります。
ウレタン塗料の特徴
ウレタン塗料は、柔軟性があり、木部や雨樋などの付帯部に使用されることがあります。
外壁用として使える製品もありますが、現在の戸建て住宅では、耐候性と価格のバランスからシリコン以上の塗料が提案されることが多くなっています。
ただし、「ウレタンだから悪い」というわけではありません。施工する部位や素材、製品仕様に合っているかが判断基準です。
シリコン塗料の特徴
シリコン塗料は、価格と耐候性のバランスを取りやすく、外壁塗装で広く使われている塗料です。
製品数が多く、低汚染性、防カビ・防藻性、遮熱性などを備えた商品もあります。
一方で、「シリコン」という名称だけでは性能を判断できません。シリコン成分の配合や樹脂設計は商品ごとに異なるためです。
見積もりを比較するときは、商品名、期待耐用年数、下塗り材、塗布量まで確認しましょう。
ラジカル制御型塗料とは
ラジカル制御型塗料は、塗膜を劣化させる原因の一つである「ラジカル」の発生や働きを抑えるように設計された塗料です。
チョーキングや色あせを抑え、塗膜を長く保つことを目的としています。
ただし、ラジカル制御型はシリコンやフッ素のような樹脂の名称ではありません。シリコン樹脂やほかの樹脂をベースに、ラジカル制御技術を組み合わせた製品があります。
「ラジカル制御型だから、すべて同じ耐久性」というわけではないため、商品ごとの仕様確認が必要です。
フッ素塗料の特徴
フッ素塗料は、紫外線や雨風に対する耐候性を重視した塗料です。
シリコン塗料より初期費用が高くなる傾向がありますが、次回の塗り替えまでの期間を長く取りたい場合には候補になります。
特に、足場が必要な住宅では、塗り替え回数を減らすことで長期的な負担を抑えられることがあります。
一方、外壁材や既存塗膜の状態によっては、高耐候な上塗り塗料だけを選んでも建物全体が長持ちするとは限りません。シーリングや下地の耐久性とのバランスも重要です。
無機塗料の特徴
無機塗料は、無機成分の特性を取り入れ、耐候性を高めた塗料です。
紫外線による劣化を抑えやすい高耐候製品がある一方、完全に無機成分だけで構成された外壁塗料ではありません。実際には、有機樹脂と無機成分を組み合わせた製品が中心です。
無機成分の配合や樹脂設計はメーカー・商品ごとに異なるため、「無機」という名称だけで耐用年数や品質を判断することはできません。
価格だけでなく、メーカーの仕様、適用下地、塗膜の柔軟性、施工実績を確認して選びましょう。
水性塗料と溶剤系塗料の違い
| 比較項目 | 水性塗料 | 溶剤系塗料 |
|---|---|---|
| 希釈 | 主に水 | 専用シンナーなど |
| 臭い | 比較的少ない | 強くなりやすい |
| 主な用途 | 住宅外壁など | 鉄部・屋根・特殊な下地など |
| 選び方 | 下地、施工場所、使用する商品の仕様から判断する | |
以前は「溶剤系の方が必ず強い」と考えられることもありましたが、現在は高耐候な水性塗料も増えています。
一般的なサイディングやモルタル外壁では水性塗料が使われることも多く、鉄部や屋根などでは溶剤系が選ばれる場合があります。
臭いの強さだけでなく、下地との密着性やメーカーが指定する用途を確認することが大切です。
1液型と2液型の違い
1液型は、基本的に主剤だけで使用する塗料です。混合作業が少なく、比較的扱いやすい特徴があります。
2液型は、主剤と硬化剤を決められた比率で混ぜて使用します。混合後に使用できる時間が決まっているため、正確な計量と施工管理が必要です。
2液型だから必ず1液型より優れているとは限りません。現在は1液型にも高性能な製品があり、施工場所や下地に適した商品を選ぶことが重要です。
遮熱・低汚染・防カビなどの機能は必要?
塗料には、樹脂の違いに加えてさまざまな付加機能があります。
- 遮熱性
- 低汚染性
- 防カビ・防藻性
- 透湿性
- 弾性・微弾性
すべての機能を付ければよいわけではありません。
例えば、日差しを強く受ける屋根では遮熱性、湿気がこもりやすい北面では防カビ・防藻性、交通量の多い道路沿いでは低汚染性が選定理由になることがあります。
福山市でも、海に近い地域、交通量の多い場所、日当たりの強い住宅地など、建物が受ける影響は同じではありません。
現在の悩みと建物の環境に必要な機能を選びましょう。
外壁塗料を選ぶときの5つの判断基準
1.外壁材と既存塗膜に対応しているか
窯業系サイディング、モルタル、ALC、金属など、外壁材によって適した下塗り材と上塗り塗料が異なります。
既存塗膜の種類や劣化状態も確認し、メーカーの施工仕様に合う組み合わせを選びます。
2.次回の塗り替え時期をどう考えるか
初期費用を抑えたいのか、塗り替え回数を減らしたいのかによって選択肢は変わります。
今後何年住む予定か、屋根も同時に塗装するかなどを含めて判断しましょう。
3.屋根やシーリングとの耐久性が合っているか
外壁だけを高耐久にしても、屋根やシーリングが先に劣化すれば、再び足場が必要になる場合があります。
建物全体の次回メンテナンス時期をそろえられるか確認します。
4.見積書に商品名が記載されているか
「シリコン塗料一式」「無機塗料一式」だけでは、使用する商品の性能や施工範囲が分かりません。
メーカー名、商品名、下塗り材、塗装回数、施工面積が記載されているか確認しましょう。
5.下地処理と施工仕様が明確か
塗料の性能を発揮するには、高圧洗浄、ひび割れ補修、シーリング、下塗り、乾燥時間、塗布量などが重要です。
高価格な塗料を使用しても、下地処理や施工管理が不十分では長持ちしません。
外壁塗料の種類についてよくある質問
Q1.外壁塗装で一番おすすめの塗料は何ですか?
すべての住宅に共通する一番の塗料はありません。外壁材、既存塗膜、立地、予算、希望する耐用年数を確認し、条件に合う商品を選ぶことが大切です。
Q2.シリコン塗料と無機塗料はどちらがよいですか?
費用と性能のバランスを重視する場合はシリコン、高耐候性を重視する場合は無機系が候補になります。ただし、同じ分類でも製品差があるため、商品名と仕様から比較してください。
Q3.高い塗料ほど長持ちしますか?
高価格な塗料には高耐候な製品が多い傾向がありますが、価格だけでは判断できません。下地との相性、施工品質、塗布量、乾燥時間、建物の環境によって実際の耐久性は変わります。
Q4.水性塗料は溶剤系塗料より耐久性が低いですか?
一概にはいえません。現在は高耐候な水性塗料もあります。水性・溶剤系という分類だけでなく、商品ごとの性能と適用下地を確認しましょう。
Q5.外壁と屋根は同じ塗料にした方がよいですか?
同じ商品にする必要はありません。屋根は外壁より紫外線や熱の影響を受けやすいため、屋根に高耐候な塗料を選ぶこともあります。次回のメンテナンス時期を考えて組み合わせます。
Q6.見積書では何を確認すればよいですか?
塗料のメーカー名・商品名、下塗り材、塗装回数、施工面積、塗布量、補修内容を確認してください。「塗装工事一式」だけではなく、詳しい内訳があると比較しやすくなります。
Q7.塗料の色によって耐久性や遮熱効果は変わりますか?
色によって、色あせの見え方や日射反射率が変わる場合があります。一般的に明るい色は表面温度の上昇を抑えやすい傾向がありますが、遮熱性能は商品の仕様や屋根・外壁の条件も含めて確認します。
まとめ|種類だけでなく商品名と施工仕様を確認する
外壁塗料には、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機系などの種類があります。
さらに、水性・溶剤系、1液・2液、遮熱・低汚染などの違いが組み合わさるため、名称だけで比較すると判断しにくくなります。
塗料を選ぶときは、次の点を確認しましょう。
- 外壁材と既存塗膜に合っているか
- メーカー名と商品名が分かるか
- 希望する耐用年数と予算に合っているか
- 屋根やシーリングとの耐久性が合っているか
- 下地処理や施工仕様が明確か
ユウキ塗装では、塗料のグレードだけで決めるのではなく、建物の状態を確認したうえで必要な施工方法をご提案しています。
実際の外壁・屋根塗装の仕上がりや施工内容は、施工事例でもご覧いただけます。
福山市での実際の施工事例はこちら
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外壁塗装・塗料選びに関するお問い合わせ
ユウキ塗装では、代表自身が現地調査を行い、外壁材、既存塗膜、ひび割れ、シーリングなどを確認したうえで塗料をご提案しています。
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まずは情報収集だけでも歓迎しております。
無理な営業は一切行っておりませんので、現在のお家の状態確認だけでも、まずはお気軽にご相談ください😊
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この記事の監修者
中村勇希
代表
- 資格
- 1級建築塗装技能士
職長・安全衛生責任者
有機溶剤作業主任者 - プロフィール
- 「ユウキ塗装」代表。職人歴10年以上。塗装の国家資格「一級塗装技能士」を保有し、高い技術力と知識で外壁・屋根の悩みに実直に対応。福山生まれ福山育ちの塗装のプロが福山にお住まいの皆様にどこよりもまじめで誠実な塗装をお届けします。



