ウレタンコーキングとは?特徴・用途・失敗しない選び方
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外壁のひび割れ補修や目地の防水処理をするとき
「ウレタンコーキングを使っても大丈夫なの?」
「シリコンや変成シリコンとは何が違うの?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
ホームセンターやネットショップにはさまざまなコーキング材が並んでいますが、見た目だけで違いを判断するのは簡単ではありません。
結論からお伝えすると、ウレタンコーキングは密着性と弾性に優れ、塗装との相性が良いシーリング材です。
モルタル外壁のひび割れ補修や、外壁塗装前の下地処理などで広く使われています。
一方で、紫外線にはあまり強くないため、屋外で使用する場合は塗装による保護が基本になります。
また、水回りやガラスまわりなど、ほかのシーリング材を選んだ方が適している場所もあります。
この記事では、ウレタンコーキングの特徴や用途、メリット・デメリット、変成シリコンとの違い、失敗しない選び方まで、初めての方にも分かりやすく解説します。
DIYで補修を考えている方はもちろん、外壁塗装やリフォームを検討している方も、ぜひ参考にしてください。

ウレタンコーキングとは?
結論から言うと、ウレタンコーキングとはポリウレタン樹脂を主成分としたシーリング材の一種です。
建物のすき間や目地、ひび割れを埋め、雨水の侵入を防いだり、気密性を保ったりする役割があります。
硬化するとゴムのような弾力を持つため、建物のわずかな動きにも追従しやすく、モルタルやコンクリートなどの下地によく密着します。
そのため、外壁のひび割れ補修や塗装前の下地処理など、塗装を前提とした工事で使われることが多い材料です。
一方で、ウレタンコーキングは紫外線に弱いという特徴があります。
一般的な建築用ウレタンコーキングは、屋外で露出したまま使用すると劣化しやすいため、施工後に塗装して保護することが基本です。
性能を十分に発揮させるには、施工場所に合ったシーリング材を選ぶことが大切です。
コーキング・シーリング・シールの違い
「コーキング」「シーリング」「シール」という言葉は、それぞれ別の意味があるように思われがちですが、建築業界ではほぼ同じ意味で使われています。
一般的には、建物のすき間や目地を埋める材料をシーリング材、その施工をシーリング工事と呼びます。
一方で、「コーキング」は現場や一般の方にも広く使われている呼び方です。
そのため、「ウレタンコーキング」と「ウレタンシーリング材」は、基本的に同じ種類の材料と考えて問題ありません。
名称よりも、製品の仕様や用途を確認することが大切です。
ウレタンコーキングの主成分と特徴
ウレタンコーキングの主成分はポリウレタン樹脂です。
施工直後はペースト状ですが、硬化するとゴムのような弾力を持ち、建物の動きに追従しやすくなります。
主な特徴は次のとおりです。
・密着性が高い
・弾性があり建物の動きに追従しやすい
・塗装できる製品が多い
・モルタルやコンクリート補修に適している
・紫外線にはあまり強くない
外壁塗装では、塗装前のクラック補修や下地処理として使用されることが多く、仕上がりと耐久性の両方を支える重要な材料です。
ただし、すべてのウレタンコーキングが同じ性能というわけではありません。
ノンブリード仕様や用途が限定された製品もあるため、施工場所に適したものを選ぶことが大切です。
建築工事で使われる主な場所
ウレタンコーキングは、塗装仕上げを前提とした補修工事で多く使用されています。
主な使用場所は次のとおりです。
・モルタル外壁のひび割れ補修
・コンクリート外壁の補修
・ALC外壁の目地補修
・外壁塗装前の下地処理
・外壁と部材の取り合い部分の補修
福山市・備後地域でも、モルタル外壁のクラック補修や塗装前の下地調整で使用する機会が多い材料です。
一方で、現在のサイディング外壁の目地では、耐候性や耐久性を考慮し、変成シリコン系や高耐久シーリング材が採用されるケースが増えています。
ウレタンコーキングは便利な材料ですが、すべての場所に使えるわけではありません。
施工場所や下地、仕上げ方法に合わせて適切な材料を選ぶことが、長持ちする施工につながります。
ウレタンコーキングのメリット・デメリットをプロ視点で解説
ウレタンコーキングは、密着性と弾性に優れ、外壁補修で広く使われているシーリング材です。
外壁補修や塗装前の下地処理では多くの現場で使用されていますが、すべての場所に適しているわけではありません。
特に、塗装との相性が良いことは大きなメリットですが、紫外線に弱く、露出した状態で長期間使用するには向かないという特徴があります。
性能を十分に活かすためには、材料の長所だけでなく短所も理解し、施工場所に応じて使い分けることが大切です。
ここでは、ウレタンコーキングのメリットとデメリットを詳しく解説します。
防水性・密着性・弾性に優れたメリット
ウレタンコーキングの最大の魅力は、防水性・密着性・弾性のバランスが良いことです。
モルタルやコンクリート、ALCなどの下地によく密着し、細かなひび割れや目地をしっかり埋めることができます。
また、硬化後も適度な弾力を保つため、建物のわずかな動きに追従しやすく、ひび割れや剥離が起こりにくい点も特徴です。
さらに、塗装できる製品が多く、外壁塗装前の補修材として使いやすいことから、多くの塗装工事で採用されています。
主なメリットは次のとおりです。
・モルタルやコンクリートなどの下地に密着しやすい
・建物の動きに追従する弾性がある
・細かなひび割れ補修に適している
・塗装できる製品が多い
・外壁塗装前の下地処理に使いやすい
福山市・備後地域でも、モルタル外壁のクラック補修や塗装前の下地調整で使用されることが多く、仕上がりの耐久性を左右する重要な材料の一つです。
紫外線に弱く劣化しやすいデメリット
ウレタンコーキングの注意点は、紫外線にあまり強くないことです。
屋外で露出したまま使用すると、紫外線や雨風の影響を受けて、表面のひび割れや肉やせ、硬化、変色などが起こりやすくなります。
そのため、一般的な建築用ウレタンコーキングは、施工後に塗装で保護する使い方が基本です。
また、製品によっては硬化に時間がかかるため、塗装までの養生期間を十分に確保しなければなりません。
価格だけで材料を選ぶと、施工後に早期劣化を招くこともあるため注意が必要です。
主なデメリットは次のとおりです。
・紫外線に弱い
・露出仕上げには向かない
・硬化時間が比較的長い製品もある
・施工場所によっては別のシーリング材が適している
耐久性を高めるためには、使用環境や仕上げ方法に合った材料を選ぶことが重要です。
外装・外壁・屋根で使う際の注意点
外装や外壁でウレタンコーキングを使用する場合は、「どこに使うか」をしっかり判断する必要があります。
特に次のポイントは重要です。
・下地に合ったプライマーを使用する
・十分な硬化時間を確保する
・屋外では塗装による保護を前提とする
実際の現場では、同じ「外壁補修」でも、外壁材や劣化状況によって最適なシーリング材は変わります。
ユウキ塗装でも、材料を先に決めるのではなく、現地調査で外壁の状態を確認したうえで、耐久性を考慮した材料を選定しています。
変成シリコン・シリコン・アクリルとの違いは?種類ごとの特徴を比較
コーキング材には、ウレタン以外にも変成シリコン、シリコン、アクリルなど、さまざまな種類があります。
見た目は似ていますが、それぞれ性能や得意な用途が異なるため、価格だけで選んでしまうと施工後に後悔することもあります。
例えば、ウレタンコーキングは塗装との相性が良く、モルタル外壁の補修や塗装前の下地処理に向いています。
一方、変成シリコンは耐候性と汎用性に優れており、新築・改修含め、現在の外壁工事では幅広く使用されています。
また、シリコンは水回りに強く、アクリルは内装の簡易補修に適しています。
それぞれの特徴を理解し、施工場所に合った材料を選ぶことが大切です。

変成シリコンとウレタンコーキングの違い
外壁塗装でよく比較されるのが、ウレタンコーキングと変成シリコンです。
どちらも塗装できる製品が多く、外壁工事で使用されますが、耐候性や用途には違いがあります。
ウレタンコーキングは、モルタルやコンクリートへの密着性に優れ、塗装前提の補修工事で多く使用されます。
一方、変成シリコンは紫外線や雨風に強く、耐久性にも優れているため、外壁目地やサッシまわりなど幅広い場所で採用されています。
現在の住宅では、サイディング外壁の目地には変成シリコン系や高耐久シーリング材が使用されることが一般的です。
それぞれの特徴を一覧で比較すると、違いが分かりやすくなります。
| 項目 | ウレタンコーキング | 変成シリコン |
|---|---|---|
| 主な特徴 | 密着性・弾性に優れる | 耐候性・耐久性に優れる |
| 紫外線への強さ | やや弱い | 比較的強い |
| 塗装 | 可能な製品が多い | 可能な製品が多い |
| 主な用途 | モルタル補修・クラック補修・塗装前の下地処理 | 外壁目地・サッシまわり・外装全般 |
どちらが優れているというわけではなく、施工場所に合わせて使い分けることが重要です。
実際の現地調査では、モルタル外壁のひび割れ補修にウレタンコーキングを選定することがあります。
一方で、サイディング外壁では変成シリコン系や高耐久シーリング材を採用するケースが多く、外壁材に合わせた材料選びを行っています。
シリコン・変成シリコン・アクリルとの使い分け
コーキング材は、それぞれ得意な場所が異なります。
間違った材料を使用すると、塗装ができなかったり、耐久性が十分に発揮できなかったりするため注意が必要です。
それぞれの特徴を簡単にまとめると、次のようになります。
・ウレタン:モルタル外壁の補修、クラック補修、塗装前の下地処理
・変成シリコン:外壁目地、サッシまわり、外装全般
・シリコン:浴室、キッチン、洗面所などの水回り
・アクリル:内装のすき間補修や軽微な補修
特にシリコンは耐水性や防カビ性に優れていますが、一般的には塗装できない製品が多いため、外壁塗装には適していません。
よくある事例として、外部のエアコンや照明、設備品を新しく設置する際にシリコンコーキングが使用されることが多いです。しかし、シリコンは塗装との相性がよくないため、外壁塗装の際に、撤去や専用のプライマーを使って処理しなければいけません。
結果、塗装時の費用が上がってしまうため、可能なら変成シリコンを使用してもらう事をおすすめします。
塗装できるコーキングはどれ?塗料との相性を確認
外壁塗装では、「塗装できるかどうか」はコーキング材選びで非常に重要なポイントです。
一般的には、ウレタンコーキングと変成シリコンは、塗装可能な製品が多く販売されています。
そのため、塗装前の補修や外壁目地で広く使用されています。
一方、シリコン系は塗料をはじきやすく、上から塗装すると密着不良や剥がれの原因になることがあります。
そのため、浴室やキッチンなど塗装しない場所で使用されることがほとんどです。
また、同じ種類でも製品によって性能は異なります。
塗装には、次のポイントを確認しましょう。
・塗装可能か
・ノンブリード仕様か
・使用できる下地
・推奨プライマー
・メーカーの施工要領
福山市・備後地域でも、外壁塗装ではノンブリード仕様の製品を選ぶケースが多く見られます。
ノンブリードとは、コーキングに含まれる成分(可塑剤)が表面に染み出し、黒ずみやベタつきなどの汚染現象(ブリード)を発生させにくくする仕様のことです。
お家を見ると、コーキング部分だけ黒くなっていることがありますが、それがブリードと言われます。
材料の種類だけで判断せず、施工場所や仕上げ方法に適した製品を選ぶことが、長持ちする外壁につながります。
ウレタンコーキングが向いている用途・向かない用途
ウレタンコーキングは優れたシーリング材ですが、施工場所によって適した材料は異なります。
施工場所や仕上げ方法によっては、変成シリコンやシリコンなど、ほかのシーリング材の方が適している場合もあります。
材料選びを間違えると、早期劣化や塗膜の剥がれ、防水性能の低下につながることもあるため、用途に合わせて使い分けることが大切です。
ここでは、ウレタンコーキングが向いている場所と、使用を避けたほうがよい場所を解説します。

外壁塗装やモルタル外壁の補修で使われるケース
ウレタンコーキングは、塗装を前提とした補修工事で力を発揮する材料です。
ウレタンコーキングが向いている主な用途は次のとおりです。
・モルタル外壁のひび割れ補修
・コンクリート外壁の補修
・ALC外壁の補修
・塗装前の下地処理
・外壁と部材の取り合い部分の補修
使用条件を確認したい場所
ウレタンコーキングは使用できる場合があるものの、施工条件を十分に確認したい場所もあります。
代表的なのが、サイディング外壁の目地やサッシまわりの露出仕上げの場合です。
クリア塗装などの場合、コーキングは塗装が終わってから後打ちすることが多く、コーキングに塗膜がのることはありません。ウレタンコーキングは一部の製品を除いて、露出状態(塗膜がのっていない状態)にすることは推奨されていません。
基本的に向かない場所
ウレタンコーキングには、基本的に使用を避けたほうがよい場所もあります。
代表的なのが、浴室やキッチン、洗面所などの水回りです。
これらの場所は常に水分や湿気にさらされるため、防カビ性や耐水性に優れたシリコン系シーリング材が適しています。
また、ガラスまわりもウレタンコーキングには適さないことが多く、専用のシーリング材が使用されます。
さらに、塗装を行わず紫外線を直接受ける屋外部分では、ウレタンコーキングは劣化しやすくなるため注意が必要です。
使用を避けたい主な場所は次のとおりです。
・浴室
・キッチン
・洗面所
・ガラスまわり
・塗装しない屋外の露出部分
・メーカーが推奨していない下地
失敗しないウレタンコーキングの選び方
ウレタンコーキングは、同じ「ウレタン系」でも製品によって性能や用途が異なります。
価格だけで選ぶと、「思っていた場所に使えなかった」「塗装できなかった」と後悔することもあります。
失敗しないためには、施工場所や下地の種類、塗装の有無を確認し、用途に合った製品を選ぶことが大切です。
一液型と二液型の違い
一液型は、カートリッジからそのまま使用できるため、住宅の補修やDIYでも扱いやすいタイプです。
一方、二液型は主剤と硬化剤を混ぜて使用するため、専門的な知識や施工管理が必要になります。その分、品質を安定させやすく、大規模な建築工事でも多く採用されています。
一般住宅の補修では一液型を使用するケースが多く、DIYでも選ばれています。
| 種類 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 一液型 | そのまま使えて施工しやすい | DIY・住宅補修 |
| 二液型 | 主剤と硬化剤を混ぜて使用する | 建築工事・専門施工 |
塗装するならノンブリード仕様を選ぶ
外壁塗装を前提とする場合は、ノンブリード仕様の製品を選ぶことをおすすめします。
ブリードとは、コーキング材に含まれる成分が塗膜へ移行し、ベタつきや汚れ、変色などを引き起こす現象です。
特に薄い色の外壁では、黒い汚れが目立つことがあります。
ノンブリード仕様であれば、このような塗膜汚染を抑えやすく、きれいな仕上がりを維持しやすくなります。
現在では、外壁塗装で使用されるシーリング材の多くがノンブリード仕様となっています。
硬化時間の目安と塗装できるタイミング
ウレタンコーキングは、施工後すぐに完全硬化するわけではありません。
表面が乾いて見えても、内部はまだ硬化していないことがあります。
その状態で塗装すると、塗膜のひび割れやしわ、密着不良などの原因になることがあります。
硬化時間は製品だけでなく、気温や湿度、目地の深さによっても変わるため、メーカーが指定する養生時間を守ることが大切です。
ウレタンコーキングの硬化時間はどれくらい?
ウレタンコーキングの硬化時間は製品によって異なります。
一般的には、施工後数時間で表面が乾き始めますが、内部まで完全に硬化するにはさらに時間がかかります。
特に目地が深い場合や厚く充填した場合は、内部の硬化が遅くなるため注意が必要です。
塗装や次の工程へ進む場合は、メーカーが公表している施工要領書や養生時間を必ず確認しましょう。
気温・湿度・施工条件で硬化時間は変わる
ウレタンコーキングの硬化速度は、施工時の環境によって大きく変わります。
気温が低い冬場は硬化が遅くなり、逆に気温が高い時期は比較的早く硬化が進みます。
また、施工した目地の幅や深さが大きいほど、内部まで硬化する時間も長くなります。
雨の日や湿度が極端に高い日には、施工条件によって仕上がりへ影響が出ることもあるため、天候を考慮した工程管理が欠かせません。
外壁塗装では、コーキング工事だけでなく、その後の塗装工程まで含めてスケジュールを組むことが重要です。
硬化後に塗装する際の注意点
ウレタンコーキングの上から塗装する場合は、十分に硬化していることを確認してから作業を行います。
塗装前には、次のポイントを確認しましょう。
・メーカー指定の養生時間を守る
・コーキング材が十分に硬化している
・使用する塗料との適合性を確認する
・ノンブリード仕様か確認する
・気温や天候を考慮して施工する
福山市・備後地域でも、外壁塗装ではコーキング工事と塗装工事を同時に行うことが多いため、養生期間を守ることが建物を長持ちさせるポイントになります。
焦って次の工程へ進めるよりも、適切なタイミングで塗装することが、美しい仕上がりと耐久性につながります。
劣化したウレタンコーキングのメンテナンス
ウレタンコーキングは、時間の経過とともに少しずつ劣化します。
屋外では紫外線や雨風、建物の動きの影響を受けるため、定期的な点検と適切なメンテナンスが欠かせません。
劣化を放置すると、目地やひび割れから雨水が浸入し、外壁材や建物内部へ影響を及ぼすこともあります。
ここでは、劣化のサインや補修方法、打ち替えが必要になるケースについて解説します。
ひび割れ・肉やせ・剥離など劣化のサイン
ウレタンコーキングは、劣化するとさまざまな症状が現れます。
初期の劣化であれば部分補修で対応できる場合もありますが、症状が進行すると打ち替えが必要になることもあります。
確認しておきたい主な劣化症状は次のとおりです。
・表面に細かなひび割れがある
・コーキングがへこんで肉やせしている
・端から浮いたり剥がれたりしている
・硬くなって弾力がなくなっている
・変色や粉っぽさが見られる
特に端部の剥離は、見た目以上に防水性能が低下している可能性があります。
また、一見きれいに見えても、触ると硬くなっている場合は、寿命が近づいているサインかもしれません。
定期的に点検することで、補修費用を抑えられるケースもあります。
補修と打ち替えの判断基準
劣化したコーキングを見つけたときに迷うのが、「補修で十分なのか、それとも打ち替えが必要なのか」という点です。
軽微なひび割れや局所的なすき間であれば、状況によっては部分補修で対応できる場合もあります。
しかし、コーキング全体が硬化していたり、広範囲で剥離していたりする場合は、上から補修しても十分な耐久性は期待できません。
そのような場合は、古いコーキングを撤去して新しく施工する「打ち替え」が基本になります。
判断の目安は次のとおりです。
| 状態 | おすすめの対応 |
|---|---|
| 軽微なひび割れや部分的なすき間 | 状況に応じて部分補修 |
| 肉やせが進んでいる | 打ち替えを検討 |
| 端部が剥離している | 打ち替えを推奨 |
| 全体が硬化して弾力がない | 打ち替えを推奨 |
| 雨漏りや漏水が発生している | 原因を調査したうえで補修・打ち替え |
福山市・備後地域でも、外壁塗装の現地調査を行うと、「まだ見た目はきれいだから大丈夫」と思われていたコーキングが、実際には硬化や剥離によって防水性能を失っているケースがあります。
見た目だけでは判断できないことも多いため、不安がある場合は専門業者による点検を受けることをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
ウレタンコーキングの上から塗装できますか?
はい、塗装できる製品が多く、外壁塗装前の補修材として広く使用されています。
ただし、十分に硬化する前に塗装すると、塗膜のひび割れや密着不良の原因になることがあります。
施工前には、メーカーの施工要領書で塗装の可否や養生時間を確認しましょう。
ウレタンコーキングと変成シリコンはどちらが長持ちしますか?
一般的には、耐候性や耐久性では変成シリコンの方が優れています。
そのため、現在のサイディング外壁では、変成シリコン系や高耐久シーリング材が採用されることが多くなっています。
一方、ウレタンコーキングは密着性や塗装との相性に優れており、モルタル外壁のひび割れ補修や塗装前の下地処理で多く使用されています。
大切なのは、耐久性だけで判断するのではなく、施工場所や用途に適した材料を選ぶことです。
ウレタンコーキングは浴室やキッチンでも使えますか?
浴室やキッチンなどの水回りでは、一般的にシリコン系シーリング材が使用されます。
シリコン系は耐水性や防カビ性に優れており、長期間水がかかる環境でも性能を維持しやすいことが特徴です。
ウレタンコーキングは、水回りよりも塗装前提の外壁補修や下地処理に適した材料と考えると分かりやすいでしょう。
プライマーは必ず塗らなければいけませんか?
多くの下地では、プライマーの使用が推奨されています。
プライマーには、下地とコーキング材の密着性を高める役割があります。
これを省略すると、施工直後は問題なく見えても、数年後に剥離や浮きが発生することがあります。
製品によっては特定の下地で不要とされる場合もありますが、自己判断ではなく、メーカーの施工要領書に従うことが大切です。
DIYでも施工できますか?
小さなひび割れや簡単な補修であれば、DIYで対応できる場合もあります。
ただし、外壁目地の打ち替えや高所での作業、雨漏りにつながるような補修は専門的な知識や施工技術が必要です。
また、コーキング材だけでなく、プライマーやバックアップ材、ボンドブレーカーなども適切に使用しなければ、本来の耐久性を発揮できません。
判断に迷う場合は、無理に施工せず専門業者へ相談することをおすすめします。
まとめ
ウレタンコーキングは、密着性と弾性に優れたシーリング材で、モルタル外壁のひび割れ補修や外壁塗装前の下地処理などで幅広く使用されています。
一方で、紫外線にはあまり強くないため、屋外では塗装で保護することが基本です。
また、水回りやガラスまわりなど、施工場所によってはシリコン系や変成シリコン系など、別のシーリング材が適しているケースもあります。
コーキング材は、価格や名前だけで選ぶのではなく、施工場所や下地、仕上げ方法に合わせて選ぶことが長持ちする施工につながります。
迷った場合は、メーカーの施工要領書を確認したり、専門業者へ相談したりすることで、失敗を防ぐことができます。
▶︎変性シリコン(シリコーン)コーキングとは?特徴・用途・失敗しない選び方
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