【2026年版】駐車場のコンクリート塗装が剥がれる原因|補修方法と塗り直しの判断基準
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「駐車場のコンクリート塗装が剥がれてきた」
「剥がれた部分だけ塗り直せばよいの?」
駐車場のコンクリート塗装が剥がれた場合は、すぐ上から塗り直すのではなく、剥がれた原因と下地の状態を確認することが大切です。
駐車場の床には、車の重量、タイヤの摩擦、雨水、紫外線、油汚れなどの負担がかかります。
古い塗膜の浮き、下地処理不足、コンクリート内部の水分、使用環境に合わない塗料などが原因であれば、表面だけ塗り直しても再び剥がれる可能性があります。
部分補修で対応できるか、全面的な塗り直しが必要かは、剥がれの範囲だけでなく、周囲の塗膜とコンクリート下地の状態を見て判断します。
この記事では、駐車場のコンクリート塗装が剥がれる原因、補修方法、DIYの注意点、塗り直しの判断基準を解説します。
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駐車場のコンクリート塗装が剥がれたときの結論
塗膜が剥がれたときは、次の3点を確認します。
- 剥がれている範囲
- 周囲の塗膜が密着しているか
- コンクリートにひび割れや水分の影響がないか
剥がれが狭い範囲に限られ、周囲の塗膜と下地に問題がなければ、部分補修を検討できる場合があります。
一方、複数箇所で剥がれている、塗膜が広く浮いている、旧塗膜が簡単にめくれる場合は、全面的な撤去と再塗装を検討します。
| 確認した状態 | 検討する対応 |
|---|---|
| 一部だけが摩耗・剥離している | 周囲の密着を確認して部分補修 |
| 複数箇所で剥がれている | 旧塗膜の状態を確認して全面再塗装を検討 |
| 塗膜が膨れている | 下地の水分や施工条件を調査 |
| コンクリートが粉っぽい | 表面強度を確認し、下地処理方法を判断 |
| 大きなひび割れや段差がある | 塗装前に補修方法や構造的な影響を確認 |
上から塗料を重ねるだけでは、原因を解消できません。補修方法は、剥がれた部分の下に何が残っているかを確認して決めましょう。
駐車場のコンクリート塗装が剥がれる6つの原因
1.砂や油汚れが残っていた
駐車場の床には、砂、泥、タイヤ跡、オイルなどが付着します。
汚れや油分が残った状態で塗装すると、塗料がコンクリートへ密着しにくくなります。
特に油が染み込んでいる部分は、通常の水洗いだけでは落としきれない場合があります。状態に応じて脱脂や研磨などの処理が必要です。
2.古い塗膜の浮きを除去していなかった
旧塗膜が下地から浮いている場合、その上へ新しい塗料を塗っても、古い塗膜ごと剥がれる可能性があります。
表面だけでなく、周囲に浮きや密着不良がないか確認し、弱くなった塗膜を除去してから塗装します。
3.洗浄後や雨のあとに水分が残っていた
コンクリートは水分を含む素材です。
表面が乾いて見えても、内部や床面の一部に水分が残っている場合があります。
水分を含んだ状態で塗装すると、塗膜の膨れや密着不良につながることがあります。洗浄後や降雨後は、使用する塗料の施工条件に合わせて乾燥を確認します。
4.下塗り材が下地に合っていなかった
下塗り材には、コンクリートへの吸い込みを整え、上塗り塗料との密着を補助する役割があります。
ただし、すべてのコンクリート床に同じ下塗り材を使用できるわけではありません。
既存塗膜の種類、床の状態、上塗り塗料との組み合わせを確認して選ぶ必要があります。
5.車両が乗る場所に対応していない塗料だった
「床用」と表示されている塗料でも、歩行用と車両乗り入れ用では想定されている負荷が異なります。
駐車場では、車の重量だけでなく、停車時にハンドルを切ることでタイヤから強い摩擦がかかります。
屋外使用、車両乗り入れ、耐摩耗性など、使用場所に対応した製品か確認しましょう。
6.硬化前に車を乗り入れた
床の上を歩ける状態になっても、車を停められる状態まで硬化しているとは限りません。
塗料が十分に硬化する前に車を乗り入れると、タイヤ跡、めくれ、塗膜の変形などが起こる場合があります。
車両を乗り入れられる時期は、塗料の仕様、気温、湿度、塗装回数などによって異なります。施工業者や製品の仕様書で確認してください。
再塗装前に必要な下地処理
駐車場床の再塗装では、新しい塗料を選ぶ前に、既存塗膜とコンクリートを塗装できる状態へ整えます。
必要な作業は床の状態によって異なりますが、主に次の工程を検討します。
- 砂、泥、苔などの除去
- 油汚れの脱脂
- 浮いた旧塗膜の撤去
- 必要に応じた研磨
- ひび割れや欠けの補修
- 洗浄後の乾燥確認
- 下地と上塗りに合う下塗り材の選定
高圧洗浄は汚れを落とすために役立ちますが、洗浄だけですべての油分や弱い塗膜を除去できるとは限りません。
旧塗膜が広く剥がれている場合は、撤去範囲や研磨方法によって工事内容が変わります。塗料を塗る工程だけでなく、下地処理の内容を見積書で確認しましょう。
部分補修と全面再塗装の判断基準
部分補修を検討できる状態
- 剥がれが狭い範囲に限られている
- 周囲の塗膜が下地へ密着している
- コンクリートに大きなひび割れや欠けがない
- 剥がれた原因を特定できる
- 既存塗膜と補修塗料の適合を確認できる
部分補修では、補修部分と既存部分の色や艶に差が出ることがあります。
見た目をどこまでそろえたいかも含めて、補修範囲を決めましょう。
全面再塗装を検討したい状態
- 複数の場所で剥がれや膨れが発生している
- 塗膜の下へ広く水分が入っている
- 旧塗膜が簡単にめくれる
- 床全体に摩耗やタイヤ跡が広がっている
- 過去の塗料や下塗り材が確認できない
- 部分補修を繰り返して色や段差が目立っている
全面再塗装でも、既存塗膜のすべてを必ず撤去するとは限りません。
密着している部分を残せるか、どこまで研磨や剥離が必要かを現地で判断します。
塗装以外の方法を検討したい状態
駐車場のコンクリート床は、すべて塗装で直せるわけではありません。
次のような症状がある場合は、塗装前に補修方法や床の状態を確認します。
- 幅のあるひび割れが続いている
- ひび割れの両側に段差がある
- コンクリートの一部が沈んでいる
- 広い範囲で表面が崩れている
- 排水が悪く、雨水が長時間たまる
- 地面から水分が上がっている可能性がある
下地の動きや排水不良が原因の場合、塗装だけをやり直しても症状が繰り返す可能性があります。
塗装、補修、部分的なコンクリート補修などを比較し、現在の状態に合う方法を選びましょう。
駐車場に使用する塗料の確認ポイント
塗料を選ぶときは、商品名や価格だけでなく、使用条件を確認します。
| 確認項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 屋外へ使用できるか | 紫外線や雨水を受けるため |
| 車両乗り入れに対応しているか | 車重やタイヤの摩擦がかかるため |
| 既存塗膜へ施工できるか | 塗料の組み合わせによって密着性が変わるため |
| 下塗り材の指定 | コンクリートと上塗りの適合を確認するため |
| 防滑仕様にできるか | 雨天時の滑りやすさへ配慮するため |
| 車両乗り入れまでの時間 | 硬化前のタイヤ跡や剥がれを避けるため |
防滑材を使用すると滑りにくさへ配慮できますが、表面の凹凸が増えるため、掃除のしやすさや仕上がりの見た目も変わります。
駐車場の傾斜、屋根の有無、雨水の入り方などを確認して選びましょう。
DIYで駐車場のコンクリートを塗装できる?
小さな範囲で、下地と既存塗膜の状態が良ければ、DIYで補修できる場合があります。
ただし、車両が乗り入れる床は、ベランダや歩行用の床よりも塗膜へ強い負荷がかかります。
DIYを検討するときは、次の条件を確認してください。
- 剥がれの原因を確認できる
- 油汚れや旧塗膜を適切に除去できる
- 屋外・車両用の塗料を選べる
- 下塗り材との組み合わせを確認できる
- 乾燥中に雨が当たらない
- 硬化するまで車を別の場所へ移動できる
剥がれが広い、床が湿っている、旧塗膜の種類が分からない、大きなひび割れがある場合は、塗装前に専門業者へ状態確認を依頼した方が判断しやすくなります。
駐車場コンクリート塗装の費用を左右する項目
駐車場床の塗装費用は、面積だけでは決まりません。
同じ広さでも、旧塗膜の撤去や油汚れの処理が必要な場合は、下地処理の工程が増えます。
費用へ影響する主な項目は次のとおりです。
- 施工面積
- 既存塗膜の種類と密着状態
- 油汚れの範囲
- ひび割れや欠けの補修量
- 研磨や旧塗膜撤去の方法
- 使用する下塗り材と上塗り塗料
- 防滑材やライン塗装の有無
- 乾燥中の出入りや駐車方法
現地を確認せず、面積だけで正確な費用を判断することは難しいため、見積書では金額と一緒に施工範囲を確認しましょう。
「床塗装一式」とだけ書かれている場合は、洗浄、脱脂、旧塗膜の処理、ひび割れ補修、下塗り、上塗り回数などを確認します。
塗装後はいつから車を停められる?
車両を乗り入れられる時期は、使用した塗料と施工条件によって異なります。
表面が乾いたこと、歩けること、車両を乗り入れられることは、それぞれ同じではありません。
施工後は、次の点を確認してください。
- 使用した塗料の商品名
- メーカーが定める硬化時間
- 施工当日の気温と湿度
- 塗装回数と塗膜の厚さ
- 雨や夜露の影響
- 施工業者が案内する車両乗り入れ日
車両乗り入れまでの時間を自己判断せず、施工前に「いつから駐車できるか」を確認しておくと、代替駐車場も準備しやすくなります。
駐車場のコンクリート塗装に関するよくある質問
Q1.剥がれた部分の上から塗料を塗ってもよいですか?
浮いた塗膜や汚れが残ったまま塗ると、補修した部分が再び剥がれる可能性があります。弱くなった塗膜を除去し、下地を整えてから塗装します。
Q2.一部分だけ補修できますか?
剥がれが狭い範囲に限られ、周囲の塗膜とコンクリート下地に問題がなければ、部分補修を検討できる場合があります。ただし、既存部分との色や艶の差が出ることがあります。
Q3.駐車場の床はDIYで塗装できますか?
小さな範囲で下地の状態が良ければ、DIYで対応できる場合があります。広範囲の剥がれ、油汚れ、水分、大きなひび割れがある場合は、施工方法を事前に確認しましょう。
Q4.どのような塗料を選べばよいですか?
屋外使用と車両乗り入れに対応し、既存塗膜や下地に適合する床用塗料を選びます。防滑性や車両乗り入れまでの硬化時間も確認してください。
Q5.塗装後はいつから車を停められますか?
塗料の種類、気温、湿度、塗装回数によって異なります。表面が乾いていても硬化が不十分な場合があるため、メーカーや施工業者の案内に従ってください。
Q6.雨の日に滑りにくくできますか?
防滑材を使用する方法があります。ただし、表面の質感や掃除のしやすさも変わるため、駐車場の傾斜や使用環境に合わせて検討します。
Q7.ひび割れがあっても塗装できますか?
細かなひび割れであれば、状態に合う補修後に塗装できる場合があります。幅のあるひび割れ、段差、沈下などがある場合は、塗装前に原因と補修方法を確認する必要があります。
まとめ|上から塗る前に剥がれた原因を確認しましょう
駐車場のコンクリート塗装が剥がれる原因には、下地処理不足、油汚れ、乾燥不足、旧塗膜の浮き、塗料の不適合、硬化前の車両乗り入れなどがあります。
剥がれが一部だけでも、周囲の塗膜まで浮いていれば、部分補修では対応しにくい場合があります。
反対に、狭い範囲だけが摩耗し、周囲と下地の状態が良ければ、部分補修を検討できることがあります。
剥がれの範囲、周囲の密着、コンクリートのひび割れや水分を確認し、必要な下地処理と補修範囲を決めましょう。
実際の外壁・屋根塗装の仕上がりや施工内容は、施工事例でもご覧いただけます。
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この記事の監修者
中村勇希
代表
- 資格
- 1級建築塗装技能士
職長・安全衛生責任者
有機溶剤作業主任者 - プロフィール
- 「ユウキ塗装」代表。職人歴10年以上。塗装の国家資格「一級塗装技能士」を保有し、高い技術力と知識で外壁・屋根の悩みに実直に対応。福山生まれ福山育ちの塗装のプロが福山にお住まいの皆様にどこよりもまじめで誠実な塗装をお届けします。


